【自宅でできる】肩・首こりの解消法3選|低周波治療器の治療法も
デスクワークや家事、スマホの見過ぎによる肩や首のこりに悩んでいませんか?
放っておくと頭痛や吐き気を伴うなど、症状が悪化する可能性があります。
しかし、ケアする時間がない、あるいはそもそも解消する方法がわからず、放置してしまっている方は少なくないでしょう。
そこでこの記事では、自宅でできる肩・首こりの解消方法と大西メディカルクリニックで提供しているリハビリ機器・低周波治療器(ポラリスカイネ)について解説します。
目次
日本人の多くは肩・首こりに悩まされている
国内において、病気やけがなどで自覚症状のある方はおよそ2.5~3割に及びます。
そのうち、肩こりの症状は男女とも、腰痛についで2番目に高い結果となりました。
以下の図は、病気やけがなどで自覚症状のある方のうち、上位5症状を性別でまとめた図です。
出典:2022(令和4)年国民生活基礎調査の概要「世帯員の健康状況」|厚生労働省
肩こりの主な原因は、筋肉の緊張や精神的ストレスなどです。
スマホ・パソコン操作による同じ姿勢での作業・冷房・運動不足によって筋肉は緊張し、血行不良になると考えられています。
また、精神的なストレスが強まると交感神経が優位になる一方、休息・リラックス時に優位になる副交感神経の働きが悪くなり、血流が悪くなります。
血流が悪化すると、筋肉に老廃物や疲労物質が溜まりやすくなり、肩こりが発生するだけでなく頭痛や吐き気のほか、進行することで脂質異常による動脈硬化・脳梗塞などの疾患を引き起こすリスクもあるため、こまめなケアが必要です。
自宅でできる肩・首こりの解消法3選
肩や首回りの筋肉の緊張は、簡易的な方法で解消できる場合もあります。
ここでは、自宅でできる肩・首こりの解消法を以下3選紹介します。
- ストレッチ・適度な運動を行う
- 経皮鎮痛消炎剤を使用する
- 湯舟に浸かる
1.ストレッチ・適度な運動を行う
自宅でできる肩・首こりの1つ目の解消法は、ストレッチやヨガです。
緊張した筋肉や収縮した肩関節の可動域を拡大することで、肩・首の血行不良の改善につながります。
YouTubeなどの動画サイトでは、肩こり解消の肩甲骨ストレッチや体操、自律神経のバランスを整えるヨガなどの動画が数多く投稿されているため、参考しながら取り組むのも良いでしょう。
大西メディカルクリニックのInstagramでは院内情報だけでなく、PT(理学療法士)による自宅でできる簡単なトレーニングなども紹介しています。
肩・首こりのトレーニングについても随時更新予定です。
ぜひ参考にしてください。
▼大西メディカルクリニックInstagramアカウントはこちらから
2.経皮鎮痛消炎剤の活用
2つ目は、湿布や塗り薬など経皮鎮痛消炎剤を活用して解消を図る方法です。
日本薬理学会の抄録(研究論文のまとめ)では、ラットの皮膚に塗布適用した経皮非ステロイド性鎮痛・抗炎症剤が、経口投与した同薬にほぼ匹敵すると示唆されています。
参考:経皮非ステロイド性鎮痛・抗炎症剤Etofenamate gelの抗浮腫作用|公益社団法人日本薬理学会・日本薬理学雑誌
塗り薬以外にも肩・首のこりや痛みを伴う場合には、温湿布がおすすめです。
患部を温めることで、血行を促進する効果が望めます。
温湿布と冷湿布は、慢性か急性という症状によって使い分けましょう。
基本的には、慢性的な肩こりには温湿布を使用する一方、普段使う機会の少ない筋肉を使った際などの炎症を伴う場合には、冷湿布を使用します。
3.湯船に浸かる
3つ目は、湯船に浸かって身体を温めることで血液の循環を良くする方法です。
40°のお風呂に15〜20分程度浸かると、身体全体が温まり、血液が全身を巡って血行が促進されます。
体内の疲労物質や老廃物なども体外に排出されるため、肩こりはもちろん、腰痛や筋肉痛などの緩和にも有効です。
シャワーだけでは得られない温熱作用があるため、湯船に浸かる習慣をつけると良いでしょう。
肩・首こりには低周波治療器(ポラリスカイネ)がおすすめ
※写真はイメージです
低周波治療器を使って電流を身体の中に流すと、血流を促進して首・肩こりの解消につながります。
当院では、ミナト医科学株式会社のポラリスカイネ(PO‐3i)という低周波治療器を導入しております。
ポラリスカイネは、低周波刺激の特性である持続性と表面の運動点への刺激に加え、高い周波数刺激の即効性と深部の運動点への刺激を与える医療機器です。
これらの相反する要素を融合させた電気刺激によって筋肉を収縮させ、患部の表面から深部まで血流を促します。
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低周波治療器(ポラリスカイネ)使用上の注意点
低周波治療器は、以下のような方は使用できません。
- 心臓疾患
- 植込み刑電子装置(ペースメーカーなど)使用者
- 悪性腫瘍
- 結核性疾患
- 急性疾患
- 極度の衰弱時
- 妊婦もしくは妊婦の可能制がある方
- アトピーなどによる知覚・皮膚過敏症
- 幼児または意思表示のできない方
- 血流障害の可能性がある方
- 血液凝固阻止剤の投薬を受けている方
- その他医師が不適当とみなした方
上記に加えて、次のような場合には医師に相談してから使用することが望ましいでしょう。
- 血圧異常
- 有熱者
- 感染症
また、低周波治療器は、ピリピリとした刺激・皮膚抵抗があるため、患者様によっては合わないと感じる場合もあります。
不安・不明点はスタッフにお気軽にご相談ください。
自宅でできる解消法と低周波治療器(ポラリスカイネ)を併用してひどい肩・首のこりを解消しよう
現代の生活では、デスクワークやスマートフォンの使用、家事などが原因で肩や首のこりに悩む人が増えています。
放っておくと、頭痛や吐き気などを伴い、症状が悪化する可能性があるため、適切なケアが必要です。
この記事で紹介した自宅でできる肩・首こりの解消法と低周波治療器(ポラリスカイネ)の活用をぜひ取り入れてみてください。